量子コンピュータを使ったモノ
今年の自分のテーマは…
・課題4)教育的視点での課題
量子計算を教育にも利用できるインタラクティブ(体感・体験できる)プレゼンテーションが必要
いまの所、量子コンピュータを使ったアプリケーションは少ない。そして、量子コンピュータというと、現時点で使われているPCを超えるスゴイ物という認識くらいな感じではあると感じている。まだ黎明期というのもあるものの、特に前者については「量子コンピュータを使うと結局なにが面白いの?」というのを、研究者だけではなく広く量子コンピュータを知らない人にも感じてもらえるような物を通じて、「何か面白い」と感じてもらう事の必要になってくる。
コンピュータを使ったインタラクション(HCI:Human-Computer Interaction)の歴史は古くからあって、センサーなどを使って人のデータをデジタル・メタ化して、コンピュータの演算によって人にフィードバックするような物が多い(この辺の資料とか、面白いと思う)。
例えば、目の前にあるPCそのものでもあったりする。ただ、数十年後・数百年後のPCの形は、今のようなキーボード&モニターのようなモノではなく、全く変わった別のモノになっているかもしれないし、今のようなモノであるかもしれない。どのような形になるにしても、コンピュータと人との関わり方を見せるようなモノによって、進化していくことになる。
個人的には、コンピュータを意識しなくても人が使って面白い・楽しいと思うコトやモノが最初にあって、それが裏に潜んでいる深淵やより深い事について知る大きな契機になってくると考えていたりもする。
そこで、古典コンピュータを使った事と同様のことが、量子コンピュータを使っても起きてくるに違いない。すでに量子コンピュータをターゲットにした物を作っている人もいる。
Quantum Garden: An interactive quantum computing installation
Quantum Computer Art exhibition at White City
このようなモノのように、量子コンピュータをターゲットにしたモノを今年は時間をかけて作っていこうと。自分の場合は、「触れる・光る・音がなる」のセットはMUSTとして考えていて、この辺をうまく取り込めたらなーと。